ヨーグルトメーカーで作れる調味料を検索していてヒットしたのが
おから味噌!
味噌を作るなんて、さぞかし大変なんだろうなぁと思っていたのですが、作ってみたら意外と簡単で、味もそこそこ好評だったため、我が家では味噌は買わず手作りして常備しています。
もちろん、本格的な味噌を作るとなればものすご~く大変なのだと思うのですが、おから味噌も良いものですよ。
味噌自体にコクが無いとは思いますが、その辺はお好みになります。
おから味噌のレシピやメリット、デメリットについてご紹介します。
おから味噌のレシピ
作る人によって、意外とバラツキがあるのがおから味噌のレシピ。
炊飯器で作っている方も多いですが、ここではヨーグルトメーカー(ヨーグルティア)で作るレシピと手順をご紹介していきますね。
複数のサイトやYouTubeを見比べて、材料が合うもので作りましたが、現在のところ自己流にアレンジしたレシピがこちら↓
・生おから 150g
・米麹 300g
・無調整豆乳 100g
・天然塩 55g
豆乳ではなく、ぬるま湯を使っているレシピもありましたが、作ってみた結果、我が家に合うのは豆乳を使った方でした。
だいたいこれと似た分量で、冷蔵庫で1ヶ月保存可、冷凍保存も可能と記載されているレシピもありました。
ポイントは塩の量なのかな、と思います。
減塩したいと思うかもしれませんが、保存を考えると塩を減らすのはおすすめできないかな。
麹が生きているから大丈夫!という方もいますが、冷蔵庫で1ヶ月程度というのは妥当な線かと思います。
ちなみに、私はジップロックコンテナに入れ替えて、ラップを表面に被せて空気となるべく触れないようにして冷蔵保存しています。
面倒に感じるかもしれませんが、保存料を入れていない分、このあたりはシビアにした方がよいかもしれませんね。
生おから、どこで入手できる?スーパー?
生おからとは?と思った方もいるはず。
おからを普段から料理に使ったことがないと、おから?はて?となりがち。
地元の豆腐を取り扱っているスーパーに売ってることが多いですよ。あと、豆腐が評判の道の駅などの物産館も狙い目。(この場合、豆腐を買えば無料ということもある)
コスモス薬品などのドラッグストア系は、おからといってもおからパウダーなどの取扱いのみで、生おからとは別物なので注意してくださいね。
私は最寄りのコープで300g50円で購入しています。(車で20分くらいの豆腐が名物の物産館は無料でもらえます。行くついでがある時はそちら)
生おからは、冷蔵庫に入れても日持ちがしません。すぐ使うのでなければ、冷凍保存がおすすめ。
冷凍すると割りにくいので、使う分量に分けて冷凍しています。
ヨーグルトメーカーで、おから味噌を作る手順
大きめのボウルに米麹300gと塩55gを入れて、「塩切り」します。
と、参考にしたレシピに書かれていて、そもそも「塩切り」とは?と。
味噌作りするとき、麹に塩をまぶして塩切りしますよね。あれにも意味があって、塩切りする事で、麹の中の酵素が出やすくなるので、潰した大豆を分解して味噌になります。この大豆の潰し方で、分解にかかる時間も変わります。
甘酒、塩麹、水分量、温度、塩を後で入れるのか、塩切りするのかで分解の力が違うんです。|発酵・料理家 たやまさこ さんのHPより
すごい世界ですね。麹って掘れば掘るほど深い世界です。
麹の中の酵素が出やすくなる…なるほど。
混ぜまぜしてから、生おから150gと豆乳100gを入れて、手で混ぜ合わせていきます。
電子レンジでチンして煮沸消毒したヨーグルティアの容器に、空気を抜くように、ぎゅっぎゅと押し付けて平らにならすように入れます。(容器に隙間なく詰めるのが大切です)

おから味噌
ヨーグルトメーカーで58度 7~8時間で完成!
ちょっと拍子抜けするほど簡単ですよね。
おから味噌のメリット・デメリットを考える
メリットは、原材料が見えているということだと思います。
どの米麹を使って、どこのおからを使って、と自分で作っていれば分かりますよね。
市販の味噌は美味しいものの、記載された原材料を見て判断しないといけません。
アミノ酸等って結局何?というような…
老舗のこだわりの味噌を定期的に購入している方も知っています。
信頼できるお店から直接購入できるのであればベストですよね。
デメリットは、保存期間が短いこと。たくさん作って冷凍保存しておくにしても、そんなに保存はきかないと思います。
そして作る手間がかかることかな。
でも…結構安く作れるのもメリットかも。国産のものばかり使用して、この材料費は安い。
インフレが続き、エンゲル係数爆上がりの2025年にありがたい。毎日摂りたい発酵食品ですし。
どのように安いのか、以下でご紹介しますね。
おから味噌に使う米麹、塩、豆乳はどこのもの?
おから味噌を作ってみたい、と思ってレシピを見ても、一体どこで買えばいいの、どれがいいの?と迷ってしまう方もいるかもしれません。
分かりますよ。レシピだけでは麹初心者は迷子になるのです。私もそれでした。そこから検索の嵐でした。
そこで、私がおから味噌作りに使用している米麹や塩、豆乳をご紹介します♪
米麴
米麹は、業務スーパーで購入しています。
1kgで税込800円程度(2025年8月時点)
岐阜の酒蔵、「菊川の米糀」(←商品名です)
国産米使用。ただし生麹なので要冷蔵。賞味期限もそれほど長くないです。
我が家は業務スーパーまで車で1時間という田舎なので、いざという時用にみやここうじの乾燥麹を常備しています。
通常は業務スーパーの米麹で、足りない時は乾燥麹。
業務スーパーを見つけるまでは最安値だと思ってました。それくらい家計に優しい♡
Amazon定期購入にしておくと、さらに安いですよ。麹生活の味方です。
天然塩
塩は、「青い海」と使用。
ミネラルたくさん含まれている天然塩もありますが(雪塩やぬちまーす)お値段もそれなりにします。
発酵調味料を作ると分かるのですが、塩はかなり多く入れます。
すぐに塩が無くなります(笑)
ですので、食卓塩はぬちまーす、発酵調味料作りは青い海、と決めてます。
豆乳
豆乳は無調整豆乳を購入してください!
調整豆乳も多く売られていますが、原材料をチェックしてみてください。たくさん、いろんなものが入っています。
せっかく発酵調味料を作るのに、そこでいろいろ添加されているものを使っては本末転倒?もったいないです。
以前はキッコーマンの無調整豆乳がどこでも手に入るので使っていましたが、大豆が国産じゃないんですよね。
そこで、現在はソイリッチを使って完全豆乳を大豆から作っています。
ダンナが今年イチ、買ってよかったものだ!と太鼓判を押すソイリッチ。
少しずつソイリッチのレシピも増やしていきますね。
道の駅で購入した地元の大豆80gと水80gを入れて豆乳モードを押すだけで、カスのでない完全豆乳が出来上がります。
これは添加物ゼロのソイプロテインですよ。(カスまで砕いて含まれていますので、大豆がすべて飲めます)
我が家では完全豆乳を常備して、そのまま飲むだけではなく、甘酒や料理作りに活用しています。
使いきれない場合は冷凍がおすすめ。
冷凍して、キャンプにも持っていきました。(スリコのシリコンケースで冷凍しちゃいます♪)
おから味噌、好みかどうか問題
愛用しているおから味噌ですが、すべての人に勧められないのは、コクが足りない気がするから。
市販されている味噌をずっと使っていると、物足りなく感じる人もいるかもしれません。
実家の母は、う~ん、という反応でした。
あっさりしすぎ、という感じかな。
私が味噌汁を作る時は、まず魚粉を煮だして(タンパク質摂取のため)、酒粕麹を入れるので、おから味噌でちょうどいいんですよね。
実家の母は料理酒すら味噌汁に入れない人。(ぶっちゃけ料理はアレです)市販の味噌にダシが入っているので、それでいい、という感じ。
なので、合う合わないが分かれると思います。
この記事を読んで、合うかも、作ってみようかな、という仲間が増えたら嬉しいです♪